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               働くあなたの公的年金&保険
               知っ得情報 NO.39      2008.05.01.
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■■■■■■■■■■■■目次■■■■■■■■■■■■
★保険&年金基礎知識〜社会人になったら学生免除は?〜
★トピックス〜今、後期高齢者は〜
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いやー、ゴールデンウィーク真っ只中の5月1日
このメルマガを読んでくださっているあなた、お仕事中ですか?
それとも、11連休中とか。
 
どちらにせよ、この爽やかな季節、
忙しくても、お仕事や勉強はちょっと放り出して
外へでかけましょう!(無責任ですね)
 
今回のメルマガは、社会人になった後どうするの?学生納付特例をしていたら?
というお話です。
 
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★保険&年金基礎知識〜社会人になったら学生免除は?〜
 
ご存知のように、日本国にお住まいの方は20歳になると
厚生年金や共済年金など何らかの保険制度の網に入ってない人は
すべて、国民年金の第1号被保険者として保険料を納める義務を負って
います。
ですが、今の日本、20歳になれば勤め人以外の全ての人がちゃっちゃと保険料
を毎月払えるような、甘い世の中ではありません。
そこで、何らかの理由で国民年金の保険料を納めるのが難しい人のために
保険料免除制度があります。
そのような免除制度のひとつに、学生の納付特例というものがあります。
大学その他の学生で20歳を超えた人のための納付猶予制度が
学生の納付特例です。
 
他の免除制度、例えば申請全額免除の場合、免除要件に合致すれば
申請した期間は、年金の受給時期になれば、要件に応じて保険料を
2分の1、又は3分の1納めた期間として扱ってもらえます。
 
しかし、学生の納付特例は他の免除制度度は違い、受給時期になっても
25年の受給資格期間には算入されますが、年金の額には一切反映され
ません。
つまり、保険料の納付が猶予されているだけで、後から追納しない限り
年金には結びつきません。
そして社会人になって、学生時代保険料を納付猶予されていたことを忘れた
頃になって、襲ってくるのです、学生の納付特例の亡霊が....。
 
 
●社会人になると

 新社会人になったら、、この学生特例期間についてはご自身で、

 社会保険事務所に追納の旨を伝え、納付書を発行してもらうことになります。

 もし、それを忘れると.....。

 

 納付を勧奨する(つまり払ってくださいねという)通知が送られてきます。

 この納付を勧奨する通知、各社会保険事務所で通知の時期が違うようで、

 数年たって送付されたり、加算額がついてから送付されたりまちまちの

 ようです。

 追納は10年前まで遡り行うことが出来ますが、3年前分からは当時の保険料

 に加算額(つまり利子のようなもの)が追加されており、毎年追納額は増えて

 いきます。

 
●西尾の解説
じゃあ、いざ、追納となった場合、いくら払うことになるかというと...。
 

例えば、平成15年度当時の保険料は月当たり13300円でしたが、

現在追納するときは、13970円の納付が必要になります。

列挙すると以下のようになります。

平成20年度は次のようになっています。
 
           当時の保険料    追納額 

平成13年度   \13,300     →  \14,740        

平成14年度   \13,300     →  \14,180   

平成15年度   \13,300     →  \13,970

平成16年度   \13,300     →  \13,770

平成17年度   \13,300     →  \13,810

 

平成18年度、平成19年度の保険料を支払う場合加算額はなく 、

当時の保険料額そのままの\13,860,\14,100がそれぞれ追納額となります。

 

加算額は毎年上がりますが、平成19年度の追納額と比較しますと、

月単位で約240円加算額が増えています。

 

追納は、社会人になってちょっとゆとりができたら早く払ってしまうほうが

お得!というわけです。

 

社会人になって、3,4年目が一番ゆとりがあるときかも知れません。

5,6年すると、結婚、子育て等など、出費がかさむ人生の一大イベント

が待っていることが多いです。

 

是非是非、貯金と追納はなるべく早くスタートしましょう!

 

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★トピックス〜今、後期高齢者は〜
 
これは、友人のお母様の話です。
*メルマガに書かせていただくことはご了解いただいています。
 
友人の母、敏子さん、89歳。かくしゃくと自立しています。
40代半ばで、夫を病で失い、その後遺族厚生年金を受給しつつ
会社員として働き、姑に仕え、友人を女手ひとつで育て上げました。
 
今、敏子さんは自分の老齢厚生年金と遺族厚生年金を受給しています。
後期高齢者医療制度がスタートする前から、年金額の関係で子供の健保の
被扶養家族ではなく、自分で国民健康保険に加入していました。
 
敏子さんが住んでいるのは政令都市ではない、地方の市町村です。
しかし、高齢者に対する配慮のある地方自治体で、国民健保の保険料は
これまで月々800円程度でした。
 
しかし、この4月15日、振り込まれた年金を銀行の通帳で確認して
びっくり仰天!なんと、介護保険も込みで保険料が5,600円も引かれて
いたのです。
月800円→月2,800円
3倍以上のアップです。
 
厚生大臣は、7,8割の人は安くなるって言ってたのに...。
 
敏子さん、子供に迷惑は掛けたくないから、自分の健康は自分で守る!と
ホームドクターに月1で通い、健康のため食事にも気をつけています。
 
医療費と食費と義理は欠くことができないので、好きな苺とお花(仏様用です)
を買うのを少し控えなくちゃ、と笑っていたそうです。
 
高齢者に好きなものを諦めさせる制度改革、考えさせられます。
 
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〜〜〜〜〜〜編集後記〜〜〜〜〜〜〜〜
自己PRになって恐縮でもあり、
遅すぎる!とお叱りもいただきそうなのですが、
玉川ぞい桜並木と地蔵禅院の枝垂れ桜を
私のブログ「西尾雅枝の社労士日記」に
アップいたしました。
お暇な方は、ぜひご覧になってやってください。
アドレスは↓です。
http://nishiosr.weblogs.jp/nishio/
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