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               働くあなたの公的年金&保険
               知っ得情報 NO.299             2019.06.15.
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★保険&年金基礎知識~2000万円不足問題を考える~

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今が一番日が長い季節です。
雨の多い季節になってきたので、毎日が良いお天気ではないので、
太陽がさんさんと降り注ぐ日は、緑と青空が美しく、
6月が一番すきだなあと思います。
でも、雨天の日は気が変わりますが。

今回は今話題の2000万円問題を考えてみました。

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★保険&年金基礎知識2000万円不足問題を考える~

事の起こりは、6月3日に金融庁が公表した報告書です。
この報告書は、金融審議会の、
「市場ワーキング・グループー座長神田秀樹学習院大学大学院法務研究科教授)
がまとめた金融サービスのあり方や国民の安定的な資産形成についての報告書なのですが、
この報告書のうち、「高齢化社会における資産形成・管理」のなかに、
厚生労働省の資料を引用し、
夫が65歳以上、妻が60歳以上二人のみの平均的な高齢者家庭で
月々の不足額は5万円発生すると予想され、20年で約1,300万円、
30年で約2、000万円の不足が発生すると記載されていることから、
2、000万円不足問題が大きく取り上げられることとなりました。

●この報告書は、2,000万円不足するという警鐘ではない?
この報告書には、そもそも、
老後の生活においては年金などの収入で足らざる部分は、当然保有する金融資産から
取り崩していくこととなる、と記載されています。
65 歳時点における金融資産の平均保有状況は、
夫婦世帯で、2,252万円
単身男性で、1、552万円
単身女性で、1、506万円
と記載されており、
上記夫婦世帯で、2,000万円不足しても
金融資産の取り崩しでOKです、と読めます。
今後、65歳を迎える人は、それまでに、月々5万円補填できるだけの
金融資産を形成すべき、という解釈もできます。

●不足5万円はどこから出てくるの?
この、不足5万円の根拠はなんでしょうか?
もともとは、厚生労働省の、
「2018 年度の公的年金額と2017 年の高齢者世帯の収支」
という資料が基になっています。
金融審議会の報告書には、無職の高齢夫婦世帯が出て来ますが、
「2018年の」の資料には、高齢勤労世帯も出てきます。
二つを記載しますね。
出典は、総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)-2017 年平均速報結果の概要-」
です。
1.高齢勤労世帯(世帯主が65歳以上)の平均収支
収入
勤労収入        264,245円
年金収入        132,486円
その他収入        15,081円
計              411,812円
支出
税金・社会保険料     63,096円
食料             76,606円
住居費等          53,927円
被服費             9,905円
保健医療          14、838円
交通・通信         40,336円
教育               670円
教養・娯楽         27.384円
その支出          67,493円
計             354,255円
黒字             57,557円

2.高齢無職世帯(世帯主が65歳以上)の平均収支
収入
年金収入        191,019円
その他収入        18,179円
計              209,198円
支出
税金・社会保険料     28,240円
食料             64,444円
住居費等          42,328円
被服費             6,497円
保健医療          15,512円
交通・通信         27,576円
教育                15円
教養・娯楽         25,077円
その支出          54,028円
計              263,717円
赤字             54,519円

働けば約5万円黒字、働かなければ約5万円赤字、
ということになります。

西尾はこう思います
そもそも、65歳以上の夫婦二人の世帯で、
夫が40年間被用者年金制度のある会社で働き、妻が40年間専業主婦
という世帯を探しても、見つかるものでしょうか?
若いころから二人とも厚生年金の被保険者として働いていたご夫妻や、
ご主人が定年退職して家にいてくれるので、パートタイムで働いているという奥様、
定年退職後、会社を立ち上げたもしくはお店を開いたご夫妻など、
夫婦の形や、働き方は様々だと思います。

年金だけでは生活は楽しめないから、若いころから資産形成をしましょう、という
金融庁のお勧めは間違いではないと思いますが、
「2000万円不足!」という言葉だけが一人歩きしているように思えます。

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~~~~~~~~~編集後記~~~~~~~~~

この前、靴の修理の関係で、デパートに開店前から並びました。
デパート1階のの正面入り口のところです。
開店3分前、制服制帽の係員さんが3名、にこやかに正面の扉を開け、
出てこられました。
3人のうちのおひとりが、真ん中に立ち一礼し、
「本日は、足元のお悪い中、〇〇デパートにご来店ありがとうございます。」
とにこやかに話し始めました。
手話も交えてです。
デパート店内の案内から、特別イベントのお知らせ、本日はイベント終了日なので、
7階は午後6時までであることなど、流ちょうに手話を交えて話を進めます。
イベント案内まであるのですから、その日その日で案内の内容は違うのでしょうから
一回のためだけに覚えたあいさつではなく、
手話ができる方が、案内をされているのだと思います。
いろいろな分野で、手話が用いられるようになっていることを実感した朝でした。

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