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               西尾雅枝の年金メールマガジン 
            どんと来い!年金 NO.5             2006.02.1
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■■■■■■■■■■■■目次■■■■■■■■■■■■
★香山梨花さんの年金ヒストリー〜年金の額は?〜
★年金トピックス〜年金基礎知識ーその3〜
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皆様、こんにちわ!
2回に分けてちょっとヘヴィな離婚分割のお話をいたしましたので
今回は、梨花さんケースと年金トピックスの2本立てです。
 
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★香山梨花さんの年金ヒストリー〜その5〜
 <年金の額はどうやって決まるの?>
梨花さんは、1986年1月1日生まれの20歳、4年制大学の2年生です。
将来の年金額、どうやって決まるのか疑問が...。
 
<梨花さんの疑問〜その1〜>
保険料を払って、年金をもらうわけだけど、年金の金額ってどうやって決めて
いるの?何十年も立てばお金の価値も変わりますよね?
<西尾から>
老齢厚生年金と老齢基礎年金の二つについてご説明しますね。
○老齢厚生年金
 まず保険料ですが、報酬に保険料率を掛けて保険料が決まります。
 年金額は、保険料を納めた期間の報酬の平均額を基に計算されます。
 例えば、昭和50年の入社1年目の報酬の平均が10万円だとします。
 その10万円の価値は、現在とは違っています。何十年も前の報酬を
 その当時のままで平均額を算出すると、年金額は現状においては大きく
 下がり、もらう人に不利益です。
 そこで、平均額を計算する時は、その当時の報酬に再評価率という貨幣
 価値を調整するための率を掛けて、現在の貨幣価値に換算するということ
 をします。
 55歳から、社会保険事務所で、自分の年金見込み額を教えてくれますが
 その時の計算の基礎となるのがこの報酬の平均額で、
 「平均標準報酬(月)額」といわれています。厚生年金が報酬比例といわれ
 るのはこの計算方法によるからなのです。
○老齢基礎年金
 国民年金は保険料が定額制ですので、
 まず、保険料を納めた月数(A)と免除された月数にそれぞれ3分の2、3分 の1
  を掛けた月数(B)を480月(40年)で割ります。
 そして算出した数字を年金の上限額(満額)に掛けて、年金額を求めます。
 (A+B)÷480×794,500円(*平成17年度年金上限額)
 というのが現状額です。
 
<梨花さんの疑問〜その2〜>
厚生年金と国民年金の両方あるといいけれど、国民年金だけだと
生活するのは無理なのでは?
<西尾から>
そうですね。そこで、国民年金しかない方のための将来の備えとして、国民年金
基金であるとか、民間の金融商品などによる財形が必要だと思われます。
また月々の保険料に加えて400円を支払うことで、将来年金を受け取る時に
200円×支払い月数が加算される付加年金というシステムがありますが
これはお勧めです。
自営業を選択された方は、30代から将来の備えを少しずつお考えになることを
私はお勧めしています。
また、豊かな老後をとお考えの会社員の方も同じです。
少しずつでも、早く始めると財形は効果を発揮しますよ。
 
 
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★年金トピックス〜年金基礎知識ーその3〜
 
知ってて損はない年金の基礎知識を少しずつお話してゆきます。
今回は、年金の受取開始月と終了月のお話です。
被保険者期間は、被保険者となった月から被保険者資格を喪失
した月の前月までですが、
年金の受取と終了の場合は違いますので、要注意。
 
○受取開始月は年金をもらう事由(理由)が発生した月の翌月
○終了月は年金をもらう事由が消滅した当月
そして、その支給は、2,4,6,8,10,12月に、その前々月と
前月分を2か月分ずつまとめて支払われます。
 
そこで、以下のようなケースが発生します。
なんらかの年金を受け取っている人が亡くなられた場合、年金は
その人の死亡月まで支払われます。でも、もうお亡くなりになって
いて、その年金を受け取る人がいない場合があります。
これを未支給の年金といいます。
未支給の年金は死亡した人と生計を同じくしていた一定の遺族が
自分の名前で請求することが出来ます。
請求手続きは社会保険事務所です。
市町村窓口への諸手続きと同時に、未支給の手続きもお忘れなく。
 
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〜〜〜〜〜〜編集後記〜〜〜〜〜〜〜〜
2月10日のメルマガで、年金説明会の告知
をさせていただけると存じます。
是非、ご参加ください!
それでは、2月10日にまたお目にかかりましょう!
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