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               働くあなたの公的年金&保険
               知っ得情報 NO.17        2007.06.01.
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■■■■■■■■■■■■目次■■■■■■■■■■■■
★保険&年金基礎知識〜年金5000万件不明問題〜
★トピックス〜年金に関するある件数〜
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午後7時を過ぎてもまだまだ明るい6月。
そう6月は、1年中で一番日の長い季節。
梅雨になる前に、この夕方の時間を有効に...。
そうです!ビアガーデンなんかいいですよね〜。
と浮かれてはいられません。
今回は、年金を払っている人、払い終えた人、これから払っていくべき人
全ての人の大きな問題、「年金納付記録5000万件不明問題」です。
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★保険&年金基礎知識〜年金5000万件不明問題〜 
 
●納付記録ってなに?納付記録とその歴史
 年金不明問題を考える前に、納付記録についてのおさらいを。
 
 納付記録とは、その人が年金保険料を納めた記録です。
 何によって管理しているかといいますと、その人の「基礎年金番号」によって
 管理しています。
 
 現在の社会保険制度では、20歳になると基礎年金番号が各々に割り振られ
 就職、転職により自営へ、または婚姻により被保険者としての種別が
  変わっても、この基礎年金番号は変わらず、一生その人について回ります。
 
 でも、この1人1年金番号制度がスタートしたのは、僅か10年前の
 平成9年。それまでは、どうだったのかといいますと...。
 
 国民皆年金制度がスタートした昭和36年から平成9年までは、
  公務員⇔サラリーマン⇔自営業、というように違う年金制度を行き来すると
 年金の番号が変わり、転職を繰り返した場合、1人で複数の年金番号を持つ
 ケースがありました。
 
 平成9年の1人1年金番号制度のスタート時に、この納付記録の整理が
 行われました。
 つまり、平成9年に加入していた保険制度の番号を、その人の
 「基礎年金番号」とすることとし、その人が以前他の番号を持っていた場合
 全て統一したのです。
 そして、これ以降、平成9年当時の基礎年金番号ですべて管理しています。
 
●5000万件もの記録不明、その原因は?
 なんと、原因と推測されるものが多数あるんです。
 
 1.データの入力ミス
  これが一番多くのケースの原因ではないかといわれているものです。
 
  昭和59年、年金記録はそれまでの台帳への手書き管理から
  コンピュータでのデータ管理に切り替わりました。
  その際に、入力ミスが多数発生したと考えられます。
  例えば、名前の読み違い。「文子」さんは「フミコ」、「アヤコ」どちらとも
  読めます。
  性別の勘違い。「ミサオ」さん、「カオル」さん、男女どちらにもいますよね?
  
  そして.....。
 
  平成9年の番号統一の時に、複数の制度を行き来した人に、葉書を送付、
  確認しました。
  しかし、複数の制度の保険に加入したことがありながら、葉書を
  返送しなかった人、転居等で葉書が届かなかった人の記録は中に浮いた
  可能性があります。
 
      そして、この葉書による確認をより困難にしたのが上記の入力ミスだったの
  ではないでしょうか?
 
 2.短期間厚生年金に加入、その後結婚....
  昭和61年までは、厚生年金の被保険者の被扶養配偶者(専業主婦の方)
  は、国民年金に強制加入ではありませんでした。
 
   例えば、高校を卒業、2年会社員として働き、その後結婚、という場合、
  この2年間は厚生年金の被保険者だったわけで、年金の納付記録がある
  わけです。
  しかしその後結婚と同時に苗字が変わり、住所も変わり、そして年金に
  加入もしなかった場合、本人がすっかり忘れていて社会保険事務所に確認
  も一切しなければその記録は宙に浮いたまま、ということも考えられます。   
 
 3.被扶養者の住所変更届の提出漏れ
  これは、現在も起こっているケースがあると思われますので、結婚なさっていて
  配偶者を扶養なさっている場合、一度是非確認なさってください。
 
  厚生年金や共済の被保険者の方が転居した場合、住所変更届を事業主
  等を経由して保険者(厚生年金の場合は社会保険庁)に提出します。
  この場合、20歳以上60歳未満の被扶養配偶者(例えば専業主婦である
  奥様)=国民年金第3号被保険者がいらした場合、その方の
  国民年金被保険者住所変更届も同じく事業主経由で提出が必要です。
  ですが、これをついうっかり忘れているケースがあります。
  そういう場合も、記録が宙に浮いている可能性があります。
 
 4.その他のケース
  5000万件の中には、その他外国人の方の短期の加入、死亡なさった方
  のケースなどもあると思われます。
 
●西尾のアドバイス
 政府与党は、夏の参院選を睨んでか、年金救済策を打ち出しています。
 これまで、調査が事実上不可能と云っていた年金記録の洗い出しを社保庁
 解体までに実施、該当者に通知。
 また5年の時効を撤廃、その他領収書がない場合等にも、なんらかの証明が
 出来れば年金を支払う方向で検討する、というものです。
 
  しかし社保庁は、本人の申出がなく確認も出来ないものについては、
  救済する考えはないそうですが...。
 
 このとおりになる、と決まったわけではないので今はなんともいえません。
 私たちは、今後以下の自衛策をとる必要があります。
 
 ・年金手帳等の名前、生年月日をも一度間違いがないかチェック する。
 ・新聞、TV、インターネット等で年金関係の情報をチェック、なんらかの社保庁
  からのお知らせがくる場合、自分のところに来なければ、社会保険事務所
  の窓口に問い合わせる。
 ・各種変更届、提出書類の類は、間違いなく記入して提出する。
    公務員、会社員の方はご自分の被扶養配偶者の分も必ず!です。
  ・自分の職歴、証拠となる給与明細書等は必ず保管。
  国民年金に加入の方は,年金保険料の領収書を保管なさってください。
 
   せっせと働いて納めた保険料、その保険料を国民に何の相談もなく
 豪華でほんとに必要とは思えない宿泊施設や音楽施設等を建設
 することに費やし、その上5000万件もの不明記録、本当に腹が
 立ちます。
 
 でも、怒るだけでは何の解決にもつながりません。
 私たちに今そしてこれから出来る事をしっかりいたしましょう。
 そして政治の場に送り出す人については、誰に託すべきかしっかり
 考えましょう。
 
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★トピックス〜年金に関するある件数〜
 
こんな数字があるのです。
 
215万件 2006年8月〜07年3月までの年金相談窓口での相談件数
      (うち28万件の年金記録が訂正されました)
   2万件 2006年8月〜07年3月までに保険料を納付したと申し出たが
       証拠がないと社保庁が却下した件数
     55件 社保庁、自治体には記録がなかったが、本人が領収書を保管
      していたなどの理由で年金記録が訂正されたケース
      (僅か55件しかないのです!)
284自治体 加入者の氏名や納付実績を手書きした名簿を廃棄した市町村
 
悲しいことですが、如何に証拠となる領収書等の保管が大切かということ
なのです。
 
 
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〜〜〜〜〜〜編集後記〜〜〜〜〜〜〜〜
今回、年金の納付記録の問題を取り上げましたが、
書いていて、私もとても腹が立ちました。
声高に発言することのない弱い立場の人(高齢者、黙々と
働く私達自営業者、会社員)にもろにしわ寄せが来ていると
実感しています。
今回の参院選挙、じっくりじっくり考えて投票しよう!
と思っています。
サイレント・マジョリティは怒っているぞ!
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