つまり、会社員は病気や死亡に関して云えば、最低限かもしれませんが
生活が立ち行くように守られています。
元会社員、今自営業の西尾としては、この点はとても羨ましい!と思います。
では、会社員、どこが守られていないか!というと、病気になったその日から、
不幸があったその日からの当座のお金(当座の生活資金)は
会社は保障してくれないということなのです。
保障(補償の場合も)は後からやってきます。
当座のお金を担保しておくことはとても大切なことです。
もしもの場合、最低50万円は必要です。
社会人になったらまず50万円を目標にしたもしも貯金を、私はお勧めして
います。
そして、今民間の生命保険や医療保険、様々なニーズに備えた品揃えが
あります。
掛け金も月々2,3千円台から。入っておいて損はない!という感じです。
でも、ちょっと待って!
20歳代で月額8千円の生命保険に加入するとしましょう!
月8千円、安いもんじゃん!そのくらい払えるしいいじゃん!
でも年間9万6千円。10年で96万円。30年なら278万円です。
月額8千円、30年が期間の保険に加入することは、278万円の買い物を
することと同じことです。保険に加入することは高い買い物をすることです。
会社員は公的保険である程度は守られていることも考慮に入れて
よく考えてから、保険は加入しましょう。
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★トピックス〜後期高齢者医療制度こんなケースも〜
4月から、長寿(後期高齢者)医療制度がスタートしました。
保険証が、75歳以上の方のお手元に届いていないケースや
年金生活者の生活を締め付ける現実が目に見えてきて
これでほんとうにいいのか?これでほんとうにやっていくのか?
と疑問が湧いております。
こんなケースがありましたので、皆様にもお考えいただきたい、
と思います。
ある伝統的なお仕事の事業主さん(76歳)が
その業種の全国国民健康保険組合に加入し、
その事業の従業員さん全員を加入させておられました。
しかし、この後期高齢者医療制度のスタートで、この
事業主さん、その業種の全国国民健康保険組合からは
実質脱退しなければならなくなりました。
その事業主さんが脱退となると、その下で働いておいでの方も
脱退しなければならなくなるため、営業責任者の組合員としては認めるが
ご本人の保険は後期高齢者医療制度からと云うことになるのです。
ご本人は、「年取ったさかい、こっから抜けろちゅうことは差別やないんかい?
いままで頑張って働いてきたのに。ちゃんと保険料も納めてきたのに
なんでなんや?」とがっかりされてます。
今の76歳、お仕事をお持ちで張り切って働いている方も大勢おいでです。
この制度、政府は高齢者に手厚い医療をという意図でスタートさせたのかも
知れませんが
現場の高齢者はそうは捉えていない、現実辛くなっているケース
これ以外にもまだまだたくさんありそうです。