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               働くあなたの公的年金&保険
               知っ得情報 NO.40      2008.05.15.
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■■■■■■■■■■■■目次■■■■■■■■■■■■
★保険&年金基礎知識〜年度更新って?〜
★トピックス〜国民年金保険料を払わないと?〜
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連休も終わって、ここ当分祝日はなく、真面目に仕事をするっきゃない
今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょう?
 
西尾は、嬉しいことに、年度更新でひーひー云っております。
え?年度更新って?
 
それでは、今回は年度更新のお話を。
 
ばたばたですので、手短にお話しますね。
 
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★保険&年金基礎知識〜年度更新って?〜
 
やってきました!年度更新の季節が!
と申しましても、会社で労災や雇用保険関係の手続きをなさっている
方や事業主さん以外は、へ?という感じだと思います。
 
年度更新というのは、労働保険保険料の支払い方が年払いであるため
その清算を年度更新というのです。
 
労働保険とは、皆さんにも関係の深い労災保険と雇用保険のことを言います。
 

労働保険は、文字通り「労働者のための保険」で、

事業主(事業をなさっている方)は、正社員の方、パート、アルバイト等名称の

如何に関わらず他人を1人でも雇用すれば、

法人、個人事業とも労災保険に加入義務があり、

さらに労働時間や期間により該当すれば

雇用保険に加入しなければならない義務があります。

 

但し、4月1日の時点で満64歳以上の方は、雇用保険料は免除となります。

 

労働保険は、4月から翌年3月までの保険料一括前払い方式となっています。

この期間の賃金見込み額により保険料を納付し、3月までの実際に支払った

賃金総額により再計算を行います。

そして、前払いした保険料と比較、プラスorマイナスを算出、翌年1年間の

賃金見込み額による概算の保険料と相殺して新たに納付します。

 

毎年繰り返すこの手続きを「労働保険の年度更新」といい毎年

5月の20日までに行います。

 

●西尾の解説

 社会保険は保険料を毎月納付しますが、労働保険は納付方法が全く違う

 ので初めてこの手続きをなさる方は困惑なさるようです。

 でも、今会社員でも将来起業をというあなた、人をひとりでも雇うとなれば

 必要になってくることですので、知っておいて損はないですよ。

 年度の途中で、新たに人を雇ったり、人が退職したりという時は、どうすれば?

 というご質問をよくいただきます。

 でも、大量に採用した場合等でなければ、この年度更新手続きにより清算す

 れば良いということになります。 

 従業員全員が労災・雇用保険ともに該当する場合の計算は賃金総額に

 両保険料率を掛ければ計算は一度で済みます。

 保険料計算の留意点は、賃金総額の1000円未満は切り捨て、保険料の

 円未満も切捨てにします。

 

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★トピックス〜国民年金保険料を払わないと?〜
 
前回も書きましたが、日本国にお住まいの方で20歳以上の方は、
何らかの年金保険制度の網に入ってない人は
すべて、国民年金の第1号被保険者として保険料を納める義務を負って
います。
そして、国民年金の第一号被保険者で、保険料を納めるのが難しい人には
各種の免除制度が用意されています。
保険料を支払うのが難しいのであれば、免除申請をするのが本来ですが。
 
●こんな考え方の人がいます!
 これは、友人のお嬢さんのケースです。
 (ここでお話しすることはご本人の了解をいただいています)
 彼女A子さんは、ずっと芸能関係の仕事をしていました。
 収入は多かったのですが、周りの人で国民年金を払っているという話は
 聞いたことがなく、若いうちは年金に対する関心も薄かったので、
 国民年金の保険料を支払うことなく、30歳になりました。
 一人っ子さんなので、家業(株式会社)を継ぐべく、芸能のお仕事からは
 足を洗い見習社員として入社し、社会保険に入ったたところ、来ました!
 過去ニ滞納している国民年金保険料の督促のお知らせが。
 A子さんから相談を受けたのですが、彼女曰く
 「みんな、国民年金の保険料なんか払ってないし、それに将来年金なんか
  もらえるかどうかわからへんから、払うことないって、みんな言うてはる..。」
 
 私は云いました。
 「Aちゃん、みんなって誰と誰と誰?将来Aちゃんが受給資格期間が
  足りなくて年金もらえないときに、払うことないって云った人がそのとき
   責任取ってくれる?」
 責任のない相手には、いいかげんなことを言う人もいないことはありません。
 皆が払ってないから、という理由で保険料を支払わないでおいて、将来
 ちょっとのことで期間が足りなくて保険料をもらえなかったら、そのとき
 悔しい思いをするのは、自分自身で誰のせいでもありません。
 
 何度も申しあげておりますが、国民年金は保険料を支払うのは将来のためだけ
 ではありません。万が一障害を負った場合、頼りになるのは年金です。
 障害の基礎年金があるとないでは違います。
 
 厚生年金に頼ることのできない、自営業や無職の方は必ず国民年金を
 納めることをお勧めしています。
 払うのが無理なら、免除申請をしておけばいいのですから。
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〜〜〜〜〜〜編集後記〜〜〜〜〜〜〜〜
連休が終わって、大相撲が始まって
そら豆のおいしい季節になりました。
このシーズン、ビールのお相手は
ほんのり塩味のそら豆が一番!
ですね。
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