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               働くあなたの公的年金&保険
               知っ得情報 NO.52     2008.11.15.
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★保険&年金基礎知識〜年金と雇用保険〜
★トピックス〜変わる退職金制度〜
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めっきり、お寒くなりましたね。
通勤経路の生垣の山茶花の花が、鮮やかなピンクの花を咲かせています。
 
今回のお話は、定年退職時にちょっと慌ててしまうこともある
厚生年金と雇用保険のお話です。
 
あなたに関係のない話でも、身近に60歳到達の方もおいでかと思います。
ぜひ、ご参考に。
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★保険&年金基礎知識〜年金と雇用保険

  団塊の世代の方の退職、再雇用が多く見られます。

  60歳以降も働く、と決めている方でも、

   ある程度のとう

  「これまで、ずっと働いてきたんだから、60歳からは、ちょっと退職金と

  雇用保険の基本手当で小休止。」とお考えの方もおられます。

  

  これは、そんな方への注意事項です。

  実はこの世代、60歳から65歳までの特別支給の老齢厚生年金を受け取る

  ことの出来る世代,なのですが........

この60歳代前半の特別支給の老齢厚生年金は、ハローワークで求職の申し

込みをした場合、その翌月から雇用保険の基本手当(所謂失業手当です)を

受けている期間の年金が支給停止されます。基本手当を月に1日分も受給し

ていない場合や、待期期間や給付制限期間がなければ、年金の支給停止は

ありません。

 

なんで、このようなお話をするかと申しますと、60歳後の生活設計を考える上

で、

例えば、会社を定年退職ではなく59歳11ヶ月で自己都合退職したとしま

す。

そして、あと1月したら、失業保険と年金両方もらえるから、と思っていると、

困ったことになる場合があるからです。

雇用保険の給付制限期間には、自己都合退職も含まれます。自己都合

退職の場合、1ヶ月〜3ヶ月の間、基本手当が支給されません。

そして、この給付制限期間には、年金が支給されないのです。

会社を退職して約3ヶ月間、お金が入ってこない場合が考えられるのです。

ただし、この基本手当は先延ばしされるだけですし、年金についても、

事後精算システムがあります。

事後精算は、年金停止月から実際に基本手当の支給対象となった日数を

30で割った数を引いた月数だけ年金が後から支給されます。

尚、定年退職した場合は、雇用保険の給付制限期間はありませんが、

基本手当を受取るときは年金が停止されます。

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★トピックス〜変わる退職金制度〜
 

あるアンケートで、日本の会社の70%を超える会社が、退職金制度があると

回答しています。

社員数100人〜299人の会社では、その94%が退職金制度を導入して

います。

近年、日本版401Kの導入により、会社が退職金引当金として管理する

スタイルから、掛け金を会社が拠出、社員が自己責任で金融商品を

選択運用、将来の受取額はその運用により各自違ってくるという

確定拠出型に変わってきています。

また、この制度の特徴は、会社を変わってもその個人資産を持ち運べる点に

あります。

今までは、ひとつの会社を退職すると、その時点で退職金を精算、

次の会社ではまた一からスタートという形でしたが、持越しが出来る点が

改善点です。

退職金の支払い方法も、一括支払型、一時金+年金併用型、年金型と

バラエティに富んでいます。

ところで、肝心の退職金の金額ですが、従業員300人未満の

関東地区1200社のデータによると、定年退職で大卒1300万円、

高卒定年1200万円です。

定年を迎える方にとっては、退職金はセカンドライフへの大切な蓄えです。

そのため、退職金の課税方法は、他の所得への課税より控除額が大きく

取られています。

 * この退職金のデータですが、少々古いもので、2008年現在は
   もう少しまダウンしていると思われます。
  
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〜〜〜〜〜〜編集後記〜〜〜〜〜〜〜〜
アメリカの次期大統領は、バラク・オバマ氏に決定。
 
”Yes,we can!"
 
というオバマ氏の言葉には、
アメリカの変革の時、自国民に積極性と自信を取り戻そうと
呼びかける姿勢が見られ
ちょっと羨ましく思いました。
 
これからの、オバマ氏の執政を見ないとなんとも言えないの
かもしれませんが、
1万2千円を配るよりももっと大切な施策があるような気がして
なりません。
 
医療や教育の充実や、失業対策にこの原資を振り向けたほうが
安心な未来が開けるような気がします。
 
母子家庭に育った私は、
働きたい児童生徒のための職業訓練資金や
勉強したい子のための奨学金など
もっともっとお金の使い道があるような気がします。
 
働きたい子には、よりよい環境で働く喜びを
勉強したい子には、安心して勉強できる経済的なバックグラウンドを
 
親の収入に関係なく、希望する進路へ進める自由を
次代の子供に与えてほしいと思います。
 
 
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