近畿地方の梅雨明けですが、今年は8月にずれ込みそう、
ということで、お天気がいま一つぱっとしません。
夏は夏らしく、青い空に入道雲、夕立ちのあとは
夕涼みしながら、お庭で線香花火、と行きたいものですよね。
今回は、9月からの健康保険料のお話です。
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昨年10月に、政府管掌の健康保険から「全国健康保険協会」(協会けんぽ)
が設立されました。
政府管掌の場合は、当然ながら健康保険の保険料率は全国統一でしたが、
協会設立後、1年間は従来の統一保険料(8.2%)で徴収されていました。
ですが、1年経過後の今年9月からは、都道府県別の保険料が徴収されることに
なります。
新保険料率で最も高いのが北海道の8.26%、次いで佐賀県の8.25%、
徳島県、福岡県が同率の8.24%となっています。
従来の一律の8.2%を超えている都道府県が、20都道府県。
九州は、宮崎県が現状キープの8.2%以外は全てアップ。
四国は愛媛県を除く県が全てアップ。
逆に最も低いのが長野県の8.15%、
栃木、群馬、埼玉、山梨、静岡が同率の8.17%となっています。
一覧表を見ていると、「西高東低」型でまるで天気図のようになっています。
そして、この保険料に40歳以上の方は介護保険料率(1.19%)が加算されること
になります。
都道府県毎の導入の背景には、従来の全国一律の保険料のもとでは、
疾病の予防等の地域の取組により医療費が低くなっても、その地域の保険料率
に反映されないという問題点が指摘されていたため、都道府県単位の財政運営
を基本とする改革が行われ、この制度の導入となりましたが、今後、都道府県に
おいて、疾病の予防などにより加入者の医療費が下れば、その分の保険料率を
下げることが可能となる仕組みです。
また、年金の保険料と違い医療保険の保険料は、都道府県の構成人員の
年齢、所得の違いも保険料収入に影響を与えるため、相互扶助や連帯の観点
から、年齢構成の違い、所得水準の違いは都道府県で相互に調整した上での
新保険料率の設定となっているとも説明されています。
いずれにしても、新制度発足からまだ1年です。
今後の保険料率は、私達の日頃からの健康に対する心構えが反映してくると
いうことになるのでしょうか。
新たな保険料率は9月から適用され、10月納付分から、
任意継続されている方は、9月10日期限の納付分から適用されることに
なります。
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★トピックス〜元気が一番!〜
7月に日本人の平均寿命が発表され、男性79.29歳、女性86.05歳と
過去最高を更新しました。
今から約50年前の昭和35年は、男性65.32歳、女性70.19歳でした。
この50年間に男性は14歳、女性は16歳と平均寿命が延びたことになります。
年表では昭和22年の記録が載っています。
男性50.06歳、女性53.96歳。
まさに織田信長が桶狭間に出陣する時に謡った「人間五十年、下天の内に….」
ですね。
年金の繰上げのご相談を受ける時に、繰上げのデメリットもお話しした後に
年金受給累積額が逆転するのが74、5歳位ですので、
アドバイス的に平均寿命のお話しをします。
「う〜ん、でも元気な時に旅行にも行きたいし、おいしい物も食べたいし」が
皆様のお返事です。
元気が一番!!!ですよね。