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働くあなたの公的年金&保険
知っ得情報 NO.8 2007.01.15.
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■■■■■■■■■■■■目次■■■■■■■■■■■■
★保険&年金基礎知識〜労働時間の基礎知識〜
〜ホワイトカラーエグゼンプションを理解するために〜
★トピックス〜「者」「物」「もの」?
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ホワイトカラーエグゼンプションが導入されようとしています。
労働の対価を労働時間ではなくその成果で判断しよう、
平たく言えば管理監督者(要は管理職)以外にも残業費をカットする範囲を
拡げようというもので、労働時間年間目標1800時間の短縮達成を掲げてきた
労働行政も大きな転換期を迎えています。
ホワイトカラーエグゼンプションは、経営者側にとってのみ大変有利、
労働者側にとっては、管理職にならなくても残業代がカットされ収入が減ると
いうことで各労働団体は論外であると反対を唱えています。
しかし、この制度運用を間違うと、経営者側にとっても諸刃の剣です。
制度の導入に際しては評価者の育成に留意するとともに、労働安全衛生法
の遵守による過労死等労働災害防止の取り組みが不可欠です。
そしてこの際、働く皆様は、「労働形態」と「労働時間」についてしっかり
基礎知識を身につけておいてくださいね。
第1回目は、働き方の基礎の基礎ともいうべき「労働時間」の原則と
例外についておさらいをしておきましょう。
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●労働時間の原則
労働基準法では、原則1日の労働時間を8時間、週40時間を法定労働
時間と定め、その時間を越えた労働に関しては通常の賃金に加えて割増
賃金を支払わなければならないとしています。
これが労働時間の原則です。
しかし原則には例外が付き物で、以下に例外を述べます。
●労働時間の原則が適用されないケース
労働基準法41条には例外規定が設けられています。
通常専門家は、この例外規定に該当する人を41条該当者と言っています。
この41条の該当者は、深夜を除く時間外労働、休日労働については割増
賃金の対象となりません。
この41条該当者には以下のような人がいます。
・農水産業に従事する者
・管理監督者(所謂管理職ですね)
・機密の事務を取り扱う者(所謂秘書)
・監視・断続的労働に従事する者
●ホワイトカラーエグゼンプションとは
つまりは、この41条該当者に、一定の管理職以外の労働者も含めよう
というものなのです。
建前としては、残業代を払わないということではなく、仕事の内容で評価しますよ
ということですが、既にして成果主義は評価者の資質によって評価がまちまち、
評価の対象となる仕事しかしなくなる等の弊害が出て破綻しかけています。
1月25日からの通常国会にこの法案が提出されますが、どうなるのか注目して
いきたいと思います。
また、41条の例外以外にも働き方の形態として
変形労働時間制
裁量労働制
みなし労働時間制
があります。
該当する働き方をなさっている方もおいでと思います。
次回は、この働き方の形態についてお話していきます。
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★トピックス〜「者」「物」「もの」の使い分け
者とは法律上の人格(自然人・法人)をあらわします。
*上記41条該当者を者と表記してますよね?
物とは有体物(形のある)をあらわし、無体物には使いません。